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This is the archive for March 2007

iRex iLiad


そう言えば、先月iRexのILiadという電子ペーパーを使った電子ブックリーダーを買ったのだった。
Sonyの電子ブックリーダーPRS-500と悩んだのだけど、webをいろいろ調べてみるとPRS-500はネイティブでPDFをサポートしているように見えて、実はPCのソフトで専用フォーマットに変換するらしい。で、変換がタコでまともにPDFが読めないという噂。
著作権保護された電子ブックもDRMの方式が違うため、国内のLibrieと互換性がないとか。なんかいかにもSonyっぽいので、ちょっと嫌になった。
対してiRex iLiadはPDF/XHTMLをネイティブサポート。つーか、OSはLinuxでPDF readerもオープンソースだし、XHTML viewerはmozillaらしい。パッチも頻繁にリリースされているし、SDKも公開されるし、Sonyとは対照的にオープン戦略。
(Sony PRS-500もOSはLinuxなので、GPLソースは公開されている)
Ethernetに無線LAN、MMC/SD、CompactFlash、USBメモリをサポートしているし、物はよさげ。電磁誘導式のタブレット付き。
問題は高価なことと、かなりもっさりらしいことだけど、速度についてはパッチでかなり改善されているとのことだったので、結局iLiadを買ってしまった。
約一ヶ月毎日のように使っているけど、大きな不満は無い。起動が50秒ぐらいかかるとか、全体的な遅さはあるけれど、PDFの画面更新速度は実用の範囲内。フォントを組み込んだ日本語PDFも読める。XHTMLもUTF8なら日本語が表示できる。でもPDFに変換した方が使いやすい。前回読んだところを覚えておいてくれるし。
先日パッチリリースの案内メールが来ていたので、無線LAN経由でアップデートをダウンロード。
サポートを含めて全体的におおむね満足。買って良かった。Sonyにしなくて良かった。